「ロジカルシンキングが出来るようになること」が最終目的ではないことを痛感させられた本
「厳密さ」を突き詰めるのでなく、それをどう現実的に使っていくか、という目線で書かれた本である。
2013年7月28日日曜日
2013年7月21日日曜日
「実例で必ず身につく!一瞬で大切なことを伝える技術」を読んで
「重要思考」でロジカルシンキングのエッセンスを習得するの続編
・前著で述べられているように、ビジネスの中での「重み(=重要なこと)」は「コスト」か「ユーザにとっての付加価値」である。本著では「ユーザにとっての付加価値」を「どんなユーザに」「どんな価値を」を様々な実例で紹介している。
重要思考とは
・ロジカルシンキングの本質であり、「差」と「重み」を考えること本著の位置づけ
・「重要思考を習得したい」「重要思考の大事さを周りにも伝えたい」というユーザに向け、実例を解説する形で重要思考の必要性を説いている。・前著で述べられているように、ビジネスの中での「重み(=重要なこと)」は「コスト」か「ユーザにとっての付加価値」である。本著では「ユーザにとっての付加価値」を「どんなユーザに」「どんな価値を」を様々な実例で紹介している。
2013年7月15日月曜日
「重要思考」でロジカルシンキングのエッセンスを習得する
1. 背景
「一瞬で大切なことを伝える技術 論理的な人になれる世界一シンプルな思考法」の本のまとめと感想を記します。
この本の主張は「重要思考」を学ぶことで、大切なことを伝えること、また大切なことを聞くことが出来るようになる、という事です。
2. ロジカルシンキングと重要思考
重要思考は、筆者がロジカルシンキングをより簡単に伝える方法は無いか考えた末の思考術です。
2-1. ロジカルシンキングの基本原則とは
筆者はロジカルシンキングの基本原則を「塊」と「つながり」に分けることだと述べました。それぞれの定義、つながり方を厳密に考えることで、ロジカルシンキングの基礎は習得することができます。
例: 「フェイスブックが急成長しているのは実名ユーザが多いため」という主張の塊は「フェイスブックが急成長」「実名が多い」です。繋がりは「~なのは~なため」です。それぞれ「急成長」の定義や「多い」の定義が厳密でないためロジカルとはいえません。繋がりもどの程度それが強い繋がりなのか、が言えなくてはロジカルではありません。
2-2. 重要思考とは
重要思考とは、「一番強い塊」に集中することです。その際に重要になってくるのが「差」と「重み」です。
- 「差」とは他と何が違うのか、どういった点で優れているのかを考えることです。
- 「重み」を考えることは、何が大切かを考えることです。モノが他と違う点はいくらでもあります。その中で最も大事になってくるのは何か、を考えることが重みを考えることです。ビジネスにおいてそれはユーザにとっての付加価値や、コストについて考えることになります。
3. 伝える、聞く、議論する
細かなテクニックはいろいろと本に記載されています。メインのメッセージとしては以下を守ることで、重要思考で伝え、聞いて、議論することが出来るというものです。(上級編は割愛)
- 伝える: メッセージを短く伝える、大事なことはなぜそれが大事なのかを伝える
- 聞く: 相手にとって一番大事なことは何かを聞く
- 議論する: お互いに大事なことを確認しあう
4. 感想
- 「重要思考」はとてもシンプルだけどパワフルな概念ということが本全体を通じて伝わった。考え方から伝え方、聞き方、議論の仕方、コミュニケーションの様々な場面で重要視高の大切さに気付かされる
- 大事なことを決めるためには「なぜそれが大事か」というロジックが必要であり、それは自分に足りていない。
- 差と重みを考えることは、「モノ」と「ユーザ」を見ること だと思う。モノの「差」(≒強み?)とユーザの求めていることとのマッチングから「重要なもの」を考えることは、いつも業務で無意識に誰もがやっていること。だからこそ枠組みを使ってでもはじめは習慣づける
- ロジカルシンキングで分けた3つの会話のうち、「相手からフィードバックをもらうための会話」に関する議論は少ない。個人的には「何が大事か」を決める際その「判断軸」となる箇所がフィードバックの論点になるのだと思うが、そういった点も記載されていなかった。議論する上での環境づくりの仕方は記載されていたが、そのための伝え方に関する記載はない。そういった意味だとこの本を読みつつ、細かな議論は各ロジカルシンキングの本で補う、って形が望ましいのかな、と思う
2013年7月7日日曜日
話す技術、聞く技術 を読んで
サマリー
私生活やビジネスにおける「難しい会話」(コミュニケーションが上手く取れない会話)の構造を3つに整理し、対処方法が書かれている。ロジカルシンキングなどにあるような「人をどのように説得するか」という観点ではなく、円滑にコミュニケーションをとる上でどのような点に注意すべきか、何をすべきかが記載された本である。
感想
先輩になったらもう一度読みたい本。コミュニケーションをする上で、「表面的な事象、影響だけでなく、相手のストーリーを理解する」ことを意識することが重要であると記載されている。聞いて、理解して、それらを内容に反映するという「相手のストーリーを理解した上で何かを伝える」ことは確かに重要であるけども、今の自分は「考えた内容を分かりやすく、説得出来るように伝える」ことすら出来ていないのでこの本は若干次のステップが含まれているな、と思う。まずはロジカルシンキング系を沢山読もうと思う。
仕事にどう活かすか
直近で仕事に活かそうと思った内容は以下の3つ。3つの会話のうちのどれに当てはまるかを考える
コミュニケーションが上手くいかない、難しいと感じた際にそれが「3つの難しい会話」のうちのどれに当てはまるか、どう対処すべきかを参照することで少しづつ癖にしていく。
自分の感情を出す
コミュニケーションの中には、感情を出すことで円滑になるコミュニケーションも存在する。特に何を考えているかを伝えることが苦手なので、上司側を大分困らせている気がする。
上手く伝えられないことを恐れて何も伝えないよりは、考えたことは伝えてみる。問題の根本的な解決になっていないのなら、結局成長にはつながらない。
第三のストーリーを話す
自分の判断で「正しい」「間違っている」と決めて話すことがよくある。事象は事象として話、何を判断基準として、どう判断したか、どう評価したかは分けて話す。
-------以下本の内容----------
難しい会話とは
「難しい会話」には以下の3種類ある。- 何があったかをめぐる会話
- 誰が正しいか、誰が何を意図したか、誰が責めを負うか、といった点で食い違いが生じる
- 感情をめぐる会話
- 感情が生じたときに、それをどう扱うか、どう伝えるべきかの判断が難しく、伝えないという結論に行きがち。
- アイデンティティをめぐる会話
- 難しい話し合いの前後、その最中に自分自身に対して語っていることそのもの。自分の不安をどうやってコントロールするか。
それぞれの会話において注意すべき点
- 誰が正しいか、で議論しない【何があったかをめぐる会話】
- 理由: お互いに正しく、お互いに間違っているから。ある事実に対する解釈は人によって異なり、その認識の相違が会話を難しくする。
- 注目するものの違い: 同じものを見ていても、認識するものが違う
- 解釈の違い: 同じものを見ていても、解釈のされ方が違う
- 解釈の追加:自分に都合の良い解釈を加えてしまう
- 対処: お互いのストーリーを受け入れる
- ある事象に対し、「Aはこう感じた」なおかつ「Bはこう感じた」といった「なおかつ 」の考え方が重要である
- 相手の意図を決め付けない【何があったかをめぐる会話】
- 理由: 相手の意図は実際の行動や影響とは異なり、その認識の相違が会話を難しくする。
- 陥りがちなミス
- 1相手の意図を悪いものだと決め付ける
- 2. 善意をもってやっている事が伝われば許されると思う
- 対処1: 行為、影響、想定の3つを切り離して考える
- 対処2: 相手の感情をまず聞いてから、意図について話す
- 「責め」を負わせない【何があったかをめぐる会話】
- 理由: 問題の本当の原因と、その修正のための行動を妨げられてしまうため
- 対処: 「責め」と「加担」を区別する
- 誰がどう関わったかを考える
- 自分にも責任はないか、自分は何に加担したかを考える
- なお、責めとは以下を考えることである
- この人がやったのか
- この人は無能なのか
- どのような制裁を与えるか
- 感情を大切にする【感情をめぐる会話】
- 理由:会話から感情を除外すると本当の問題が解決されない場合がある。感情を避けて会話を進る事は不可能である。
- 伝えられない感情は会話ににじみ出る
- 伝えられない感情は会話の中で爆発する
- 感情を抑えると、相手の話に集中できない
- 感情を抑えると、自尊心と、相手との関係を損なう
- 対処:
- 自分の感情を出すことを恐れない
- 感情を抱くのは当然
- いい人でも悪い人でも感情を抱く
- 自分の感情は相手の感情と同様に大切
- 相手の感情を理解する
- 決めつけ、判断、責めでなく感情を捉える
- 自分だけが強い感情をいだいていると思わない
- 「私はこう考える」と伝える
- 自分自身を見つめる【アイデンティティをめぐる会話】
- 理由: 自我を失う不安が、会話を難しくする。自我を守ろうと誇張したり、否定したりする。
- 対処:
- 自分にとって重要なアイデンティティを知る
- 新しい情報をアイデンティティに取り入れることを学ぶ
話を持ち出すべきか、避けるべきか
話しを持ち出すか持ち出さないか判断する際に、以下の3つの問に答える必要がある- 本当の対立は自分の中にないか
- 状況を改善するのにもっといい方法はないか
- 理にかなった目的があるか
- 「他人を変える」ことを目的としてはならない
- 人は変わらない。相手の理解を目的とした会話に持ち込めば結果として変化がもたらされる可能性がある。
- 目先の不満の解消を目的としない
- 目先の心理的な緊張を解消する際には、将来更に難しい状況を生み出すというコストが付いて回る
- 当て逃げを目的としない
- ついその場で言ってしまうことを避ける
- 相手のストーリーを学ぶ
- 自分の見方と感情を伝える
- 協力して問題を解決する
- 論争から探求へ
会話を始めるための2つのステップ
- 第三のストーリーを話す
- 正しい、一般的であるといった判断をせずに、特定の問題に利害のない第三者の立場から話をし、話しの土台を作る。その上でお互いのストーリーを話す。
- 会話への誘いかけをする
- 自分の目的を伝えた上で、探求のパートナーとして相手と会話をする
難しい会話に挑むための5つのステップ
- 3つの会話で準備をする: ストーリー、意図、加担について考える
- 話を持ち出すかどうかをかんがえる
- 第三者の視点から始める
- お互いのストーリーを掘り下げる
- 問題を解決する
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