「重要思考」でロジカルシンキングのエッセンスを習得する
1. 背景
「一瞬で大切なことを伝える技術 論理的な人になれる世界一シンプルな思考法」の本のまとめと感想を記します。
この本の主張は「重要思考」を学ぶことで、大切なことを伝えること、また大切なことを聞くことが出来るようになる、という事です。
2. ロジカルシンキングと重要思考
重要思考は、筆者がロジカルシンキングをより簡単に伝える方法は無いか考えた末の思考術です。
2-1. ロジカルシンキングの基本原則とは
筆者はロジカルシンキングの基本原則を「塊」と「つながり」に分けることだと述べました。それぞれの定義、つながり方を厳密に考えることで、ロジカルシンキングの基礎は習得することができます。
例: 「フェイスブックが急成長しているのは実名ユーザが多いため」という主張の塊は「フェイスブックが急成長」「実名が多い」です。繋がりは「~なのは~なため」です。それぞれ「急成長」の定義や「多い」の定義が厳密でないためロジカルとはいえません。繋がりもどの程度それが強い繋がりなのか、が言えなくてはロジカルではありません。
2-2. 重要思考とは
重要思考とは、「一番強い塊」に集中することです。その際に重要になってくるのが「差」と「重み」です。
- 「差」とは他と何が違うのか、どういった点で優れているのかを考えることです。
- 「重み」を考えることは、何が大切かを考えることです。モノが他と違う点はいくらでもあります。その中で最も大事になってくるのは何か、を考えることが重みを考えることです。ビジネスにおいてそれはユーザにとっての付加価値や、コストについて考えることになります。
3. 伝える、聞く、議論する
細かなテクニックはいろいろと本に記載されています。メインのメッセージとしては以下を守ることで、重要思考で伝え、聞いて、議論することが出来るというものです。(上級編は割愛)
- 伝える: メッセージを短く伝える、大事なことはなぜそれが大事なのかを伝える
- 聞く: 相手にとって一番大事なことは何かを聞く
- 議論する: お互いに大事なことを確認しあう
4. 感想
- 「重要思考」はとてもシンプルだけどパワフルな概念ということが本全体を通じて伝わった。考え方から伝え方、聞き方、議論の仕方、コミュニケーションの様々な場面で重要視高の大切さに気付かされる
- 大事なことを決めるためには「なぜそれが大事か」というロジックが必要であり、それは自分に足りていない。
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差と重みを考えることは、「モノ」と「ユーザ」を見ること
だと思う。モノの「差」(≒強み?)とユーザの求めていることとのマッチングから「重要なもの」を考えることは、いつも業務で無意識に誰もがやっていること。だからこそ枠組みを使ってでもはじめは習慣づける
- ロジカルシンキングで分けた3つの会話のうち、「相手からフィードバックをもらうための会話」に関する議論は少ない。個人的には「何が大事か」を決める際その「判断軸」となる箇所がフィードバックの論点になるのだと思うが、そういった点も記載されていなかった。議論する上での環境づくりの仕方は記載されていたが、そのための伝え方に関する記載はない。そういった意味だとこの本を読みつつ、細かな議論は各ロジカルシンキングの本で補う、って形が望ましいのかな、と思う
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